Diverseのカルチャー

Diverse Deck

Diverseは「助け合いが溢れる社会を作る」ことを存在意義として掲げています。

社会を助け合いで満たすためには、人間関係を築ける場が必要です。人間関係と呼べるものを築けたとしても、それが利己的な関係では助け合いは生まれません。利他性がある人間関係であることが大事です。そして、人間関係を築くためにはコミュニケーションの存在が必要不可欠です。

Diverseは「いつでも誰かと話ができる居場所」を作っていきます。コミュニケーションスキルなどの条件を満たした人が人間関係を作れるコミュニティは現時点でも数多く存在します。しかし「多くの多様な人達が、いつでも誰かとコミュニケーションできる場所」は多くはありません。この新しい居場所を創り出していくためには、多様な発想とテクノロジーでイノベーションを起こす必要があります。

では、どんなチームでイノベーションを起こしたいのか。このドキュメントではDiverseというチームの特徴を、大事にする価値観と行動指針としてまとめています。加えて、チームで仕事をするために必要不可欠であるコミュニケーションについても指針を置きました。
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大事にする価値観

Values

組織の価値観

大前提として2つの価値観を大事にしたいと考えています。まず、ミッションを達成するためには、1人ではなくチームで良い仕事をすることが重要です。そして、チームがイノベーションを起こす確率を上げるためには多様性の存在が重要です。決めつけや思い込みや偏りがなく、多様性がありそれを受容できているチームを目指しています。
  • チーム(Team)
    • ・目標と戦略、戦術を深く理解し、最優先に考えて行動する
    • ・同僚と十分に連携する
    • ・自分の役割を理解し、主体的に行動する
  • 多様性(Diversity&Inclusion)
    • ・常識、通例、固定観念にとらわれない
    • ・年齢、経験、役職にとらわれない
    • ・不適切に偏らない
    • ・自分と異なる考え方も尊重する
    • ・アウトプットにつながる考えや意見を受け入れる

思考の価値観

事実をしっかり見ます。そしてプロダクトや目の前の仕事の意義を見定めます。
  • 事実(Fact)
    • ・数字を重視する
    • ・事実を見逃さない
  • 意義(Purpose)
    • ・「なぜそれをやるのか」を考える
    • ・自分の理解を鵜呑みにせず、もう一度考えてみる

姿勢の価値観

大きな目標であるミッションを達成するためにはスキルだけでは足りないと言われています。粘り強くやり抜く姿勢が必ず必要になります。
  • やり抜く(GRIT)
    • ・結果が出るまでやり抜く
    • ・失敗で立ち止まらない
    • ・労力の大小ではなく実現可能性で考える

行動の価値観

スピードとアウトプットを重視し、成長を目指して新しいことを試します。振り返りから得るものがある失敗は良い失敗だと考え、称賛できる価値観を目指します。そして目標は高く置いて大胆に取り組みます。
  • スピード(Speed)
    • ・完璧さよりスピードを重視
    • ・検討と決断のスピードを上げる
    • ・軌道修正を前提に最短で実行する
  • アウトプット(Output)
    • ・目に見える形にする
    • ・必要の無い体裁にはこだわらない
    • ・普段から考える
    • ・なるべく早くチームに共有する
  • 成長(Growth)
    • ・自分の中の情報と知識をアップデートし続ける
    • ・コンフォートゾーンを出てストレッチゾーンへ
    • ・良い失敗を称賛する
    • ・正しく振り返る
    • ・トライは進化させてよい
  • 大胆(Higher)
    • ・目標は高く置く
    • ・現在地点からの延長線上から離れて考えてみる
    • ・既存の枠組みから離れて考えてみる
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行動指針

Value

仕事においてとても大事なのが「行動」です。大事にしたい価値観にもとづいて行動する時に、思い浮かべやすく言葉にも出しやすい合言葉が必要だと考えました。その合言葉を行動指針としてまとめています。
  • Team Driven

    チームの目標を理解し、達成しよう
  • Be Professional

    スピード感を持ってアウトプットを出し続けよう
  • Fail Fast, Go Higher

    大胆に試そう、そして成長しよう
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コミュニケーション指針

Communication Value

スピードとアウトプットを重視し、成長を目指して新しいことを試します。振り返りから得るものがある失敗は良い失敗だと考え、称賛できる価値観を目指します。そして目標は高く置いて大胆に取り組みます。
    • ・自分の考えを分かりやすく伝える
    • ・相手の発言を深く理解する
    • ・前向きな意図をもって話す
    • ・本音を話すことを心がける
    • ・本人に向かって直接言えないことは、他人の前で言わない
成長のためにはフィードバックがとても重要になります。フィードバックでは、相手の行動の結果と改善案を伝えます。良いフィードバックを増やすためのルールをまとめました。
  • フィードバックする側のルール
    • ・否定ではなく、フィードバックをする
    • ・相手を助けようという気持ちで行う
    • ・相手が行動をどう変えるべきかにフォーカスする
  • フィードバックを受ける側のルール
    • ・まずは、フィードバックしてくれた事に感謝する
    • ・行動の改善案を受け入れるかは自分で選ぶ
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理想のチームに近づくために

ここにまとめたDiverseというチームの姿は、現時点ではまだ理想像です。理想のチームに近づいていくために一つ一つ実践に取り組んでいきます。また、この理想像を目指しながらも、チームは意識することなく自分たちのカルチャーを醸し出し、刻々と変化していきます。同時にチームをとりまく環境も刻々と変化します。現時点の理想像に固執することなく、それらの変化を見定めて理想像をアップデートしていくことが大切だと考えています。

おわりに

このDiverse DeckはNetflix社のカルチャー文書を参考にさせてもらっています。Netflix社のカルチャーはとても良く考えられていて、Diverseでも大事にしたいと感じる内容が多々ありました。全体的に広く参考にさせてもらっていますが、コミュニケーションに関する部分では特に多くを参考にさせてもらっています。